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高齢による不眠 私のおばあちゃんは、夜の9時頃になると、すぐに寝てしまい、朝は4時頃になると起きて花に水をあげていました。 「老人の朝は早い」とよく言いますが、年を取ると寝る時間が、前倒しになって行くのですね。 また高齢者の方は、寝付きが悪かったり、夜中に何度も起きてしまったり、 昼寝する時間が増えてしまったりする、という話もよく耳にします。 なぜこのようなことが起きるのでしょうか? それは、年を取って脳の機能が低下してしまったからです。 ん? どいういうこと? と思われた方、実は眠りとは、自然に起きるモノではありません。 睡眠は脳が心身を休息させるために積極的に作り出す状態なのです。 そのため、脳の機能が低下すると、良質な睡眠を作り出せなくなってしまうのですね。 覚醒状態を維持する脳の機能も悪くなってしまうので、昼間うつらうつらすることも多くなってしまいます。 特に、人を眠りへとさそう睡眠誘導物質メラトニンの分泌量は、 大人より子供の方が多く、10代の半ばあたりから徐々に減り始めます。 つまり年を取るほど、眠りにくい体質になってしまうのです(涙)。 「どうも最近、夜中に何度も目が覚めるな」 「朝、今までよりも早く目が覚めてしまうようになったぞ」 と高齢者の方は、いままで通りに眠れなくなってしまったことに不安に感じ、 不眠症ではないのに不眠症になってしまったと思いこみがちです。 これらの変化は正常なもので、通常は睡眠障害ではありませんのでご安心ください。 また、年を取るとトイレが近くなります。 小便をためておく膀胱の収縮が悪くなるので、男女ともに尿意をもよおしやすくなってしまうのですね。 そのため、夜中に何度もトイレに行きたくなって目が覚めてしまうという、困った状態になりがちです。 昼間の仕事を引退してしまうことも不眠の原因の1つです。 今までやってきた生き甲斐を失い、他人との交流が減って家に閉じこもりがちになるので、ストレスを感じる方が多いです。 また、適度に脳や身体を疲労させないと眠りにくくなります。 対策としては、規則正しい生活を守ることが大事です。 昼寝をできるだけ少なくするようにし、昼間は積極的に外に出て日の光を浴びるようにしましょう。 なにか趣味にせいを出して、頭と身体を使うようにすることも大切です。
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