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むずむず脚症候群 ある女性の話です。 彼女は夜ベットで眠ろうとすると、脚がムズ痒くなってなかなか寝付けず、ひどい不眠に悩まされています。 かゆみをまぎらわせようと、脚を曲げ伸ばしたり、組み替えたりしますが一時しのぎにしかなりません。 眠れない苦しさから、もうノイローゼ気味です…… そう、これこそ恐怖の「むずむず脚症候群」です! 「全然怖そうじゃない」「ギャグみたい」 というツッコミを思わず入れてしまいたくなりますが、冗談みたいなのは名前だけで、これは立派な睡眠障害です。 眠りかけていたところで脚がうずいたり、しびれたり、ムズ痒くなってして、 どうしても下半身を動かさなくてはいられなくなってしまうのがこの病気です。 皮膚の表面の感覚ではなく、より深部に不快感が生じているように感じます。 なにをやっても一時的に楽になるだけで、すぐに不快感が戻ってる大変やっかいな病気です。 一種の知覚異常、感覚異常ですね。 このむずむずとした感覚はとても強烈なため、なかなか寝付けず、不眠になってしまうのです。 1940年代に、カール・エクバウムが初めて記録して以来、ナルコレプシーに次いで多い睡眠障害になっています。 睡眠時刻にベッドへ横たわり、安静にしているときにむずむずするのが典型例ですね。 イスに長時間座って本を読んでいる時など、眠る時間以外にも生じることがあります。 また、名前は「むずむず脚」となっていますが、ムズ痒い感じは、脚だけでなく腕や他の部分にも現れます。 この病気は、年齢と共に増加する傾向にあります。 30代あたりから発症することが多く、男性よりも女性に多く現れます。 妊娠やリウマチ性関節炎、尿毒症や肝不全、貧血の人にも時に見られます。 「むずむず脚症候群」がなぜ起こるのか良く分かっていませんが、 薬で治療することができますので、ご安心を。 もし、夜中に脚がむずむずして眠れないようなことがありましたら、すぐに病院で受診しましょう。 | トップへ戻る | |
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レム睡眠行動障害 「お父さんが、なにか叫びながら暴れている!」 隣で眠っていた50代の夫から、突如殴られた妻はビックリ仰天! しかも、夫は意味不明なことを言いながら、しきりに腕を振り回している。 レム睡眠行動障害は、このように夢を見ながら暴力を振るうことのある珍しい病気です。 人は眠っている際、レス睡眠とノンレム睡眠という2つのタイプの睡眠を繰り返しています。 レム睡眠は、体の骨格筋は弛緩状態だけど、脳は覚醒に近い状態で活動し、 「体は眠っているのに脳は起きている」という状態です。 このため、レム睡眠のときに人は夢を見ます。 ところが、レム睡眠行動障害は、なんらかの原因で身体の筋緊張の抑制が障害されるため、 夢に見たことを、そのまま行動に移してしまうのです。 実際に、サッカー選手だった人が、夢の中でボールを蹴った瞬間、現実世界でも壁を蹴っ飛ばして激痛が走り、 整形外科で足指骨折と診断された例もあります。 症状は、「夢遊病」(睡眠時遊行症)によく似ていますが、全く違うものです。 夢遊病は、眠っている最中に自分が行ったことを覚えていませんが、 レム睡眠行動障害は、夢の内容が記憶に良く残り、 それが本人の異常行動とぴたりと一致します。 軽度の場合は ●ひどく寝相が悪くなる。 ●大きな寝言や叫び声。 といったもので、家族に笑われる程度で自分では気付きません。 しかし、重度になると、 ●寝室を動き回る。 ●隣で眠っている人を殴ったり、物を蹴ってしまう。 このように暴力的になり、本人だけでなく、一緒に寝ていた夫・妻に怪我をさせてしまうことがあります。 睡眠障害の専門外来を設けている久留米大学病院(福岡県)精神神経科の内村直尚・助教授は 「患者は、ほとんどが50歳以上の男性です。 このため、睡眠中の夫の異常行動に気付いた妻が相談に来る場合も多いのです。 症状は、午前3−5時ごろに出やすく、1晩に2、3回起こることもあります。 症状が起きると、本人が負傷するだけでなく、就寝中の妻を殴ってけがをさせる危険性もあるため、 早期に診断することが大切です」と話します。 レム睡眠行動障害の原因は今のところ不明。1986年に発表された、新しい疾患概念です。 ただし、強いストレスにさらされたり、高齢になると起こりやすくなるそうです。 病院での治療で、症状を改善させることができるので、発見したら、すぐに診察してもらいましょう。 |
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