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寝過ぎは脳に悪い 睡眠はとても大切なことだと、「なぜ人は眠るの?」でお話ししました。 睡眠時間が少ないと、眠くて日中、とても仕事や勉強に力が入りませんよね。 私など徹夜なんかすると、次の日は、行動不能になります。 では、寝れば寝るほど身体に良いのか? というと、そうではありません。 実は、8時間以上睡眠を取ると、逆に頭の働きが悪くなることがわかっています。 このことを、アメリカの心理学者ジョン・タウブは、次のような実験で証明しています。 ふだん8時間ほど眠っている男子学生を集め、彼らに好きなだけ眠ってもらいました。 思う存分眠れるとだけあって、彼らの中には、9時間半眠る人もいれば、 12時間以上も眠る猛者もいました(笑)。 起床後、彼らに注意力や作業能力を試すテストを行い、その結果を、8時間睡眠の場合と比較しました。 すると、8時間睡眠の時の方が成績が良かったのです。 長く眠すぎると、集中力や注意力が鈍くなり、逆に頭がぼーーっとしてしまうのですね。 この原因についてタウブは、寝過ぎると逆に脳が疲れてしまうからだと推察しています。 休日の前日などは、ついつい長時間眠ってしまって、 起きるのは昼過ぎという方も多いでしょうが、これは頭のために良くありません。 規則正しい時間に就寝し、8時間以上は眠らない方が賢明ですね。 | トップへ戻る | |
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レム睡眠とノンレム睡眠 普段、私たちはなにげな〜く眠っていますが、眠りには2つの種類があることをご存じでしたでしょうか? 眠りの目的とは「脳を休めること」と「身体を休めること」です。 この2つの目的に添った2種類の眠りが、実は一晩の間に交互に繰り返されているのですね。 それが「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。 この2つが組合わさって1セットとなり90分。 その周期が一晩に4〜6回繰り返されて朝になります。 レム睡眠とは「身体を休める眠り」です。 レム睡眠のレム(REM)とは、寝ている間に閉じたまぶたの下で、 眼球が急速に動くこと=Rapid Eye Movementの略です。 脳波を測定してみると、レム睡眠中の脳は活発に活動していることがわかります。 実はこの間に脳は、記憶の整理や固定という重要な作業をしているのです。 ネズミを使った実験などからも、レム睡眠中の脳は活動時の記憶を定着させていることがわかっています。 夢を見るのもレム睡眠中のことで、夢の映像を追っているから眼球が動くのだと言われています。 ノンレム睡眠はレム睡眠の逆で、「脳を休める眠り」です。 ノンレム睡眠中の脳の活動はほとんど無く、脳波も穏やかです。 夢を見ずにぐっすりと眠っている深い睡眠状態ですね。 脳を休めるノンレム睡眠は、大脳が発達した哺乳類や鳥類にしか見られません。 そのため「進化した眠り」と言われることがあります。 それに対し、大脳新皮質が未発達な生き物にも見られるレム睡眠は、 エネルギーを保存し、疲労を回復することを主な目的にしているため、「原始的な眠り」とも言われています。 レム・ノンレムの睡眠システムの確立の背景には、脳の発達と生物の進化の過程が大きくかかっているのですね。 レム睡眠の特徴 ●「身体を休める」眠りです。 ●閉じた瞼の下で、眼球が高速で動いています。 ●筋肉はだらりと緩んでいます。 ●脳波の状態は起きている時に似ています。 ●記憶の整理や固定という重要な役割があります。 ●明け方になるにしたがって、一回の持続時間が多くなります。 ●夢を見ます。 ノンレム睡眠の特徴 ●「脳を休める」眠りです。 ●寝入った直後に深いノンレム睡眠が現れます。いわゆる熟睡状態です。 ●浅いノンレム睡眠の時に、歯ぎしり、いびき、寝返りなどが見られます。 ●明け方になると、1回の持続時間が短くなります。 |
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